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  • 第6回 Make a CHANGE Day 2014年10月25日(土)開催 参加者募集中!

    イスラエル Israel:国を支えるボランティア


    中東シリーズ①

    【イスラエル Israel:国を支えるボランティア】

    中東・西アジアの国、イスラエルの紹介です。

     

    ボランティアの必要性を再認識

    イスラエルは第二次世界大戦後に建設された新しい国家です。世界中に散らばっていたユダヤ人は、国家の建設に伴いこの地に入植を始めました。各地でボランタリーな自治組織を形成していたユダヤ人には、ボランティアの伝統がありました。イスラエルの独立で、これまで各コミュニティでボランティアが補っていた活動のほとんどが、政府に託されました。しかし、増え続ける移民に対し、政府はボランティアの助けが必要となり、1972年、政府は「全国ボランタリズム協議会」を設立しました。協議会は、個々のボランティア組織と活動の促進とコーディネートに貢献しています。

     

    特別な役割

    協議会によると、成人の約3割がボランティア活動に参加し、最も大きな活動の割合を占める分野は社会福祉となっています。しかし、一人当たり、最も多くの時間を費やしているボランティアは民間自衛ボランティアです。特に男性のボランティア活動の多くは、宗教的活動や民間防衛の分野に取組まれています。また、中等学校ではボランティア活動が導入されており、高齢者の介護、貧困層、移民、障害者の支援など、週に数時間の活動が義務付けられています。国家非常事態時に、生徒たちもボランティアをして、大切な役割を担うことを教えられたようです。

     

    キブツでのボランティア

    イスラエルの国民の多くが都市部に住んでいますが、約5パーセントの国民はキブツ(kibbutz)と呼ばれる農村部の共同体で生活しています。
    キブツは、協力や相互扶助に基づき、消費、生産、生活を共同化した社会です。個人の労働報酬を受け取らない代わりに、住人の生活は無償で保証されています。このボランティア活動に基づいた共同体に、世界中からボランティアが訪れています。ボランティアはキブツで労働を提供し、その代わりに衣食住が無料で保証されます。キブツのボランティアは制度化されて、『キブツ・プログラム・センター』が、コーディネートをしています。

    参考文献:
    マルフリートマリ・ホファート編『世界のボランティア活動-各国の歴史と実例』(アルク、2002年)
    『駐日イスラエル国大使館ホームページ』 http://tokyo.mfa.gov.il/